女性のからだ

産婦人科医学博士 SAIKO

  • 神戸大学卒業後、産婦人科医として、15年以上働いてきました。
    大学病院勤務を経て、現在は、婦人科クリニックに勤務する一方、ホリスティックな医学にも興味をもち、日々勉強中です。
    今まで、数多くの出産に立ち会うとともに、子宮がんや卵巣がんなどの婦人科悪性疾患や、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科疾患の治療に携わってきました。
    たった15年間の間でも、時代とともに増えてきている病気や、だんだん減ってきている病気というのがあります。全体の傾向としては、食生活の欧米化により日本人の病気も欧米化してきているように思います。食事の内容が変わるだけで、なりやすい病気まで変わってくるということは、健康を考える上で、食生活はとても大切であるといえるのではないでしょうか?
    もちろん病気の原因は様々な要因が絡んでいますし、食事以外の生活習慣や、ストレスや、思考パターンなども関係していますが、まず、始めに、誰でも取り入れていきやすい健康法といえば、やはり 食事だと思います。

    私がこのルポマルディをサポートしているのは、ここは単なるエステサロンではなく、美容と健康のエキスパートが集まり、医食同源を目指す「食」の提供までを行っていることに共感したからです。治療に来られる患者さんのほとんどが、食文化だけではなく、ご自分の体のしくみを知らない方が多すぎます。このコーナーでは産婦人科に来る以前に、女性であれば最低知っておいてほしい女性の体の基礎知識をお皆さまに伝えしていきたいと思います。

基礎体温について

基礎体温とは、体温を変動させるような因子の働いてないときの体温のこと=睡眠中の体温=朝、目を覚ましてすぐ布団の中で横になったまま計った体温です。

基礎体温の動きは微妙な変化なので、普通の体温計よりも目盛の細かい、「婦人体温計」を必ず使ってくださいね。(薬局で売っています)デジタルでも、水銀でもOKですが、普通の体温と違って、基礎体温は舌下で5分間計ります。


基礎体温とは、体温を変動させるような因子の働いてないときの体温のこと=睡眠中の体温=朝、目を覚ましてすぐ布団の中で横になったまま計った体温です。

基礎体温の動きは微妙な変化なので、普通の体温計よりも目盛の細かい、「婦人体温計」を必ず使ってくださいね。(薬局で売っています)デジタルでも、水銀でもOKですが、普通の体温と違って、基礎体温は舌下で5分間計ります。

測定する時間は、毎日同じ時刻でなくてもかまいませんが、ぐっすり睡眠をとって目を覚ましてすぐ横になったまま計ってください。トイレに行った後だと体温があがってしまいますので注意!

毎日計った体温を基礎体温表に記入していきます。基礎体温表は薬局でも売っていますし、パソコンでダウンロードできるサイトもたくさんあるので、検索してみてください。


☆正常のパターン
健康な女性の基礎体温は、月経が始まって約2週間は低温期があり、その後排卵がおこって、排卵から次の生理まで約2週間高温期が続き、月経が始まるとまた低温期になるというパターン(2相性といいます)を繰り返します。低温期と高温期の境目の排卵日に、体温がいったん下がる人もいますが、あまりわからない人のほうが多いです。正常でも毎日の体温は多少変動するので、グラフにするとガタガタになるのを気にされる方もありますが、気にしすぎなくても大丈夫です。だいたい、低温期の平均と高温期の平均が0.3度以上あれば、2相性と判断します。


☆基礎体温の特殊なパターン

* 無排卵性月経のパターン
月経周期の前半も後半も低温が続く。この場合の定期的な出血は自分では月経だと思っていても、実は排卵がおこっていません。初めて月経があったときからずっとこのパターンだと、自分が無排卵性月経だと気づいていないというケースもあります。排卵する周期と排卵しない周期が混ざり合っているというケースもあります。


* 妊娠した場合
月経周期後半の高温期が2週間以上持続し、予定していた時期に月経がきません。妊娠していても、月経予定日あたりに、不正出血がすこしおこる場合もあります。いつもの月経と出血の量などが極端に違う場合は、不正出血の場合もありますので、婦人科を受診しましょう。